Dense2's Blog Weekly

~『週刊電説』【Just Another KissBlog】

「ネット生保」の時代…!?〔その①〕

とうとう、”生保”の世界にも《ネット生保》が現れた。ネット全盛期に入る前は、「TV通販」で外資系の損保(自動車保険)や医療保険を販売するものが主流だったが、【AflacやAlicoやチューリッヒ保険など殆どが外資系】今回は、”国産”の《ネット生保》が登場した。

ライフネット生命

ライフネット生命、出口社長のインタビュー【マイコミジャーナル】

業界初!保険の原価を開示したライフネット生命に業界から怨嗟の声【ダイヤモンドオンライン)

~いわゆる(ネット)通販型のビジネスとしては、自動車業界でトヨタが”ネッツ”を展開しそれなりの成功を収めたことが記憶に新しい。当時、若者の”クルマ離れ”と共に”カウンターセールス嫌い”が話題になっており、”ネッツ”には展示車とコンパニオンの女性だけという《覆面ショップ》のような色合いがあったものだ。但し、その間、トヨタは自社ホームページを充実させ、WEB(バーチャル)⇒店舗(リアル)への誘導…という新たな”チャネル”を確立したとして、目新しさと共に称賛された。その”保険版”に近い試みである。通常、保険(生保)の加入適齢期は「30代」と言われるが、その《R-35世代》は”ネット世代”でもある。この意味で、トヨタと同じく極めて”合理的”な試みであると思える。

※尚、これを機会に保険(生保)のことを少し勉強し直そう…と思ったら -

・中村 芳子:『新版 図解 生命保険のカラクリがわかる本 - 行列ができる”保険相談室” 本日開設!』〔東洋経済新報社;2003-01〕

~2003年の”新版”だが、理論的には少しも色褪せてはいない。むしろ、去年の”リーマンショック”まではアメリカ発の金融資本主義がもてはやされていただけに、今読み直す価値がある。損保(自動車保険)や第三分野(医療・傷害・介護保険)などは外資に解禁され、彼らは(TV)通販などに注力したが、不思議と”純然たる”ネット生保はなかった。昨年辺りから、国産の生保で”ネット化”の動きが見え始めた…というのは、皮肉な現象ではある。【ネット・チャネルの創始者:トヨタは創業以来初の赤字に転落し、若者のクルマ離れに歯止めもかかっていない】

『新版 図解 生命保険のカラクリ』画像

♪fitted BGM〔Poogie Bell Band〕:Dark & Happy performed by Poogie Bell Band from “Get on the Kit”, 2007
【↑ ※リンクをクリックすると、WMP:WindowsMediaPlayerが立ち上がり曲が聴けます※↑】
※稀代のロッカー:忌野清志朗さんが亡くなった…たまには、こんな”ハード”なロックもいかが!?

2009年 5月 14日 Posted by | Business, FP, IT-WEB, LP, Money | , , , , | コメントを残す