Dense2's Blog Weekly

~『週刊電説』【Just Another KissBlog】

『日本サッカー偏差値52 - これじゃ番狂わせも起こらない!』

※今日も引き続き”サッカー物”で…今夜、岡田ジャパンの今後を占う”ウズベキスタン戦“が行なわれますが、この試合に勝って”20010年南アフリカW杯”への「出場決定一番乗り」を決めることはもちろんのこととして、協会などは、その後に続く”カタール戦“【ホーム】にも(因縁の)”オーストラリア戦“【アウェー】にも勝って、”アジア枠B組1位突破“でなければ意味がない…と、さらに高いハードルを課しているようです。でも、果たして、これは意味のあることなんでしょうかね!?岡田監督のスローガンは、《2010年南アフリカW杯へ出場し、世界四位以内に入り驚かすサッカーをすること》です。ならば、もう、アジアの国のことはどうでもイイのではないでしょうか!?この本にも書いてある通り、日本と”欧蹴“との距離は、未だに果てしなく遠いのです。【物理的にも心理的にもです】アジアでいくら1位になっても、世界【欧州】相手では予選突破がやっと…というのが現状です。それも、ホームの地の利を活かした”2002年日韓共催W杯“だけでしか達成していません。【好適なアナロジーとして、なぜ日本のF1ドライバーが優勝できないのか?ということをよく考えてみれば分りやすいでしょう!?】イイ加減、目を覚まして、冷静に代表チームを送り出してあげたいものです。

・杉山 茂樹:『日本サッカー偏差値52 - これじゃ番狂わせも起こらない!』〔実業之日本社;2009-03-30〕

~私は、”杉山茂樹党“でも何でもありませんが、この人は、自分の目で何度も”欧蹴“を確かめているだけに、コトバに”真実味“があると賛同しているだけです。
その中の「まえがき」から少しだけ引いてみると -
※世界のサッカー地図の中で、日本は極東の外れに位置する。実は、どの国より世界の見通しが利きにくい場所に身を置くハンデを抱えている。テレビやネット情報は数あれど、現場に足を運び、自分の目で判断する機会に乏しい地方の受験生さながら、ともすると、その判断にゆがみや迷いが生じる。他人の目や評価にさらされる。だからこそ、常に世界基準の「サッカーの要素」に視点を向け、自らの感覚で導き出した「偏差値」を持っていたい。

= 「サッカー偏差値」の構成要素 =

戦術:戦術の前に戦略理念哲学あれ…それも、分りやすくインパクトのあるコトバで
監督:サッカーでは、監督は絶対的指揮官…だから、多少の”独裁者“でも許される
選手:独創的プレーヤーである前に”プロ“であること…常に、”結果“を出すことが求められる
メディア:”御用メディア“なら要らない…厳しくも温かい目でサッカーを”育て“正しい道へ”導く“義務と責任が求められる
ファン:ホメられたことではないが、一度は”フーリガン“化してみるのも、一皮剥けるためには悪くない!?
・審判
・クラブチーム
・協会
・サッカー用語

『日本サッカー偏差値52 - これじゃ番狂わせも起こらない!』画像

※今夜の”ウズベキスタン戦“の結果がどうであれ、岡田ジャパンは十中八九、”2010年南アフリカW杯“には出場できるでしょう。むしろ、問題は、本大会まで”あと一年“しかないということのほうだと思います。私は、前回大会の2006年ドイツW杯のように、中田-俊輔-小野-稲本という”黄金のカルテット“とまで言われた「強力四人組」を擁しながら、結局、何もできず日本の良さを少しも発揮しないまま、予選リーグ敗退…なんてシーンは二度と見たくありません。なので、W杯予選などもうどうでもイイのです。本大会で”通用“するマトモなチームを、この一年でいかにして創成していくか!?《組織論》とのアナロジーという意味においても、興味深く見守っていきたいと思っています。

2009年 6月 6日 - Posted by | Soccer | , , , , , , ,

1件のコメント »

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