Dense2's Blog Weekly

~『週刊電説』【Just Another KissBlog】

◎評価が難しいオランダでのアウェー「強化試合」…!?

※今月に入って初めてのエントリー…お盆から先月末までは”選挙戦“一色だったせいもあり、また、予想をはるかに超えた《民主党圧勝による政権交代》でもあったため、頭が切り替わるのに少々時間がかかりました。(笑)

◎先日、オランダのアウェーの地で、「強化試合」という名の親善試合が行なわれましたね…”アウェー”+”強化試合”≠”親善試合”である筈なのに、メディアの論調は分かれていると言うか、困惑の色が見て取れました。まァ、オランダ戦では醜態をまたもやさらし【ドイツW杯でのオーストラリア戦を思い出した人も少なくなかったことでしょう!?】、次のガーナ戦では何とか面目を保ったというところでしょうか!?ハッキリしたことは、前にも書いた通り、オランダなど格上の相手と戦う場合と、ガーナなど同格・格下の相手と戦う場合で、戦い方≒戦術を狡猾に変えていく必要がある…ということを再確認できたことくらいでしょうか!?

『セルジオ越後のちゃんとサッカーしなさい:4強どころか1次L突破難しい/親善試合』
~元々”辛口”のセルジオ越後氏がまたもや怒り心頭のご様子である。【この前は、W杯アジア最終予選でオーストラリアにまたもや負けた時】私も同感だ…オランダに負けたことがイケナイのではなく、その”負けっぷり”が気に入らないのである。どんなにフィジカルに優れた欧蹴人でも、あの日のジャパンのように最初からフルスロットルで走り回ったらいつかは”失速”するだろう!?ということは目に見えていた。事実、オランダは前半は体力を温存させさほど攻め込んでは来ていなかった。試合が動いたのは後半30分以降、つまり、ジャパン最大の弱点である”魔の時間帯“:75-90分までの最後の”15分間“で立て続けに失点した。完全に研究し尽くされていると言わねばなるまい。しかも、オランダはかつてのヒディング監督と同じく、後半早々からメンバーチェンジを頻繁に行なったのに対し、我らの岡チャンはさほど動かなかった。敢て言うならば、岡田監督がオランダに頼み込み、あの”オーストラリア戦“での采配と同じ戦術で戦ってもらい、《フルプレス戦術》では格上の相手と戦う際には通用しないことを確認したかっただけなのだろうか!?

『杉山茂樹のサッカー道場:オランダ戦のどこを見るべきか?~たかが、されどの親善試合~』
~これは、全く同感!!杉山茂樹氏もセルジオ越後氏に劣らず”辛口”な人だが、この人の場合、ジャパンに対する期待を通り越した先にある、ある種の”諦念“をベースにしている感じがして、却って微笑ましくさえもある。たかが「親善試合」されど「親善試合」なのであるし、W杯本番までまだ”9ヶ月”もあるのだしもう”9ヶ月”を切ってもいるのだ。上に書いた通り、オランダ戦が負けるべくして負けた想定内の試合なら問題はないのだろうが、、、。

『日本代表、2010年への旅:岡田ジャパンの課題明確に。テーマは「サボリ」と「リズム」?
~このオランダでのアウェー「強化試合」の格好の”総括“がコレだろう…さすがは《Number-WEB》である。
しかしながら、こんなことは誰にでも感じられることではないだろうか!?それは、続くガーナ戦で見事に証明された。オランダ戦で左足を負傷した”俊輔“が敢て潰れ役の司令塔の位置を引き受け、走り過ぎの嫌いのある”憲剛“を効果的に走らせた途端、前半のあの反撃の得点が生まれた。後半は、積極的にFWの”玉田”を投入したら、いきなりファインシュート【ドイツW杯でブラジル相手に得点した先取点のシーンに近い】で得点、俊輔を下げた際、MFに”本田“と”稲本“の二枚を投入、俊輔の代役を”遠藤“が見事引き受け、その後の”岡崎“の同点ヘッド弾や稲本の逆転ミドルシュートを呼び込んだ。【あの時間帯、ガーナのディフェンス陣がオランダ戦でのジャパンよろしく失速し集中力を欠いていたことも幸いした】
後半の”魔の時間帯“の6分間で3点取って逆転勝利した”反発力“は、確かに評価できる。しかしながら、オランダリーグで評価の高い”本田“が岡田ジャパンにはフィットしていないように見えることやかつて「アジアの壁」と言われたセンターバック:”中澤“に翳りが見えること【体力的にピークアウトし、限界が見え始めたのかもしれない】や絶対的な正GK不在など、心配の種が尽きないことも事実。【岡田監督は終了間際、守備固めのたろだろうか!?”阿部勇樹“を投入したが、途中交代の場面で彼で大丈夫なのか!?とハラハラした…彼は時々集中力を欠く癖があり、マークを外す嫌いがある】選手の特性にまでも目配りした、もっとキメの細かい”采配“が求められる。【岡田監督は、負けず嫌いな上に”頑固“な性格のようだ…敢て同じ轍を踏もうとする嫌いがある面も見受けられる】

『日本代表、2010年への旅:岡田ジャパンがガーナ戦で試した”世界バージョン”の攻撃型戦術。』
~ガーナ戦での”大逆転劇“があまりにも見事だったので、たちまちにしてメディアはこぞって岡田ジャパンをホメそやす。オランダ戦の前後では、さほどフィットしているように見えない本田バッシングの記事を書いていたことも忘れてだ。【どうも、日本のサッカー記者たちは”結果“ばかりを追い求める嫌いがあるような気がしてならない。恐らくは、”野球“担当出身の記者が多いことにもよるのだろうが、野球とサッカーのスポーツとしての違いを踏まえた報道をしない限り、真実は伝わらないだろう。野球は言ってみれば《ストップ&ゴー》のスポーツであり、サッカーは《ゴーイング》のスポーツであり、静止時間の長い野球に比べサッカーでは人もボールも殆ど止まっていることはないからだ。試合のプロセスや戦術のバックグラウンドに注目しないとサッカーを語ることはできない】
ところで、記事自体は何てことはなくて、《4-2-2-2》フォーメーションを岡田ジャパンの救世主となる”世界バージョン“の「攻撃型戦術」だと崇め奉っていたが、オイオイ大丈夫かよ!?と思わずにはいられない。前のジーコジャパンの時も同じようなことを言ってはいなかっただろうか!?同じ《4-2-2-2》フォーメーションとは言え、ジーコジャパン時のそれは、DF以外の選手が二人ずつ狭い間隔で縦隊する”香車的布陣“であり、ジーコの母国:ブラジルの定番スタイルだ。個人技に優るタレントが長槍の一突きよろしく中央突破で強引に攻めていく戦法である。【”魚鱗の陣“に近い】翻って、岡田ジャパンの《4-2-2-2》フォーメーションの場合、DFの上にコンパクトに”ダブル・ボランチ“を配し、さらにその上に2トップの”2シャドウ“的にMFをワイドに展開して配し、最後に2トップを若干タイトまたは縦列気味に配置するといった、戦術上の妙があることには触れられていない。【むしろ、関が原の戦いで東軍を迎え撃った西軍の”鶴翼の陣“に近く、どちらかと言えば防御的戦術である】最も重要な注目点は、DF以外の2人ペアの選手たちが縦にも横にもほぼ等間隔に配置され、選手間の余計なスペースを生じさせないコンパクトな布陣になっていることで、このスタイルを90分間継続して初めて、岡田ジャパンの標榜する《全員で守り全員で攻めるトータル・フットボール》が可能になるという、大変な代物なのである。【フィジカル・トレーニングでどんなに体力を向上させても、これを90分間持続させることは至難の技だ】今回特筆すべきは、後半のあの”魔の時間帯“で、敢てリスク覚悟の上で岡田監督が勇気ある采配で勝負を賭け、それに交代選手たちを中心に見事応えたことに尽きると思う。【今や”オールドボーイ“となった感のある稲本のカムバックは大きな収穫だ…エリアの外からでもミドルシュートで決められる得点能力は、結果論だが貴重な武器になることだけは間違いない】まァ、「結果良ければ全て佳し」の論調になるのも無理はない。

※山本 昌邦:『日本サッカー遺産 - ワールドカップ出場舞台裏の歴史と戦略』〔ベスト新書#235;2009-07-25〕

~もうワールドカップ出場は決まったんだからイイじゃないか!?と言うなかれ!”山本昌邦“氏はNHKのスポーツコーナーのサッカー解説者を務めることでも分る通り、温厚な性格の理論家である。”黄金世代“と呼ばれ”マイアミの奇跡“を起こした中田ヒデ・俊輔・小野・稲本ら《4人衆》を育て上げたことでも有名だが、トルシエジャパン時代、コンディショニング・コーチを担当して大きな”成果“を上げた人物でもある。【ホームの地の利があるとは言え、W杯で初めてリーグ戦を突破したことを忘れてはならない】いろいろ派閥等があるのだろうが、山本氏に岡田ジャパンでもコンディショニング担当を務めて欲しかった…と思っているのは私だけだろうか!?

山本昌邦:『日本サッカー遺産 - ワールドカップ出場舞台裏の歴史と戦略』〔ベスト新書#236;2009-07-25〕画像

2009年 9月 11日 Posted by | Soccer | , , , , , , , , , , | コメントを残す

★移設予告!!★

☆平素は、この『週刊電説』をご覧いただき、誠にありがとうございます。 <(_ _)>

WP4JP.WPcom:『週刊WP』のPRバナー

※一部の読者からご要望がありましたので -

  • WP“【WordPress | ワードプレス】関連の「特集記事」
  • サッカー“【フォーメーション】関連の「コーナー」
  • 戦略論“【『孫子』 | 『呉子』】関連の「コーナー」
  • …などは、別ページに移設していく予定です。

]この『週刊電説』は、当初のスタイル、すなわち、《BLog》Book Log:「読後日記」】風に戻す予定ですので、ご了承下さい。

2009年 7月 15日 Posted by | History, IT-WEB, Politics, Soccer, Tactics, WordPress | , , , , , , , , , | コメントを残す

◎「関が原の戦い」布陣を現代のサッカー・フォーメーション風に解説すると…!?

☆今日は「七夕」の日…あいにくの梅雨空ですが、410年前に遡り、「関が原の戦い」に思いを馳せることにしてみましょう!!

★「関が原の戦い」は慶長5年9月15日(1600年10月21日)午前8時前に火蓋が切って落とされた…とされています。
~で、その時の東西両軍の布陣は、下記の通りだったとされています。〔Wikipediaより転載〕

Wikipediaに掲載の「関が原の戦い」布陣図

東軍 vs. 西軍:戦力比較

  • 東軍:10万4千人
    • 徳川家康〔大老格:総大将〕:30,000
    • 徳川秀忠〔大名格:上杉討伐軍→中仙道守備隊へ〕:
    • 浅野幸長〔大名格:後詰〕:6,500
    • 福島正則〔大名格:先鋒〕:6,000
    • 黒田長政〔大名格:先鋒〕:5,400
    • 細川忠興〔大名格:次鋒〕:5,000
    • 池田輝政〔中名格:後詰〕:4,500
    • 井伊直政〔中名格:次鋒〕:3,600 ← “本能寺の変“後、武田領を侵食した際、召抱えた武田家遺臣〔”赤備え“の井伊隊として名を馳せる〕
    • ~ココまでの主要7将で、”61,000“人
      ]下線を引いた大名・中名は、元々は豊臣恩顧であったことを示しています

  • 西軍:82,000人
    • 毛利秀元(輝元名代)〔大老格:総大将:右翼挟撃軍〕:15,000
    • 石田三成〔奉行格:司令官:左翼後詰〕:6,000
    • 宇喜多秀家〔中納言:左翼主力軍〕:17,000
    • 小早川秀秋〔大名格:右翼主力軍〕:15,000 ← この”小早川の寝返り“が戦況を一変させたことはあまりにも有名!!
    • 長宗我部盛親〔大名格:最右翼挟撃軍〕:6,600
    • 大谷吉継〔中名格:後詰〕:4,100 ← “らい病患者“であったにも関わらず、石田三成への”友愛“精神から西軍へ参戦!!
    • 小西行長〔中名格:左翼主力軍〕:4,100
    • 吉川広家〔中名格:右翼先鋒〕:4,000 ← 当初から、”東軍への内応組“であり、結果的に、毛利軍本隊の参戦を食い止めたことで有名!!
    • ~ココまでの主要7将で、”70,700“人【陣形でも人数でも東軍を凌駕していたのですが…】
      ]下線を引いた大名・中名は、元々は豊臣恩顧であったことを示しています

<若干の補足>《時代背景

  • 東軍の布陣:魚鱗の陣
    ~”逆V字形“の中央突破的な攻撃的隊形

    • この布陣は、”野戦を得意とする“家康が必勝を期してとった布陣
    • 三方を山に囲まれた地形を逆手に取り、東西にとても長い”香車的“陣形
    • 最前線の”先鋒“部隊には、豊臣恩顧福島正則黒田長政を配し、功を競わせる戦法に出た
  • 西軍の布陣:鶴翼の陣
    ~”鶴が翼を広げたように見える“ことから名付けられた布陣で、どちらかと言えば、迎え撃つ防御的隊形

    • この布陣は、”先に着陣“し山麓などの”高所“を押さえると断然”有利“となる
    • 先ず、北国街道を挟む笹尾山麓石田三成隊が少し引いて陣を張り、反対側の天満山麓島津隊・小西隊が最前線部隊として張り出し、南側の伊勢街道への押えとして松尾山麓宇喜多隊・小早川隊などの主力を割いた。【ココに主力の”半数“以上が結果的には終結してしまった…】さらに、東軍の退路である中仙道への後詰の備えとして、南東端の南宮山麓に総大将格の毛利隊長宗我部隊を配置、万全の包囲隊形を敷いた。
    • 南側の陣、すなわち、鶴翼の”右翼に当たる小早川隊毛利隊吉川隊も元々は毛利御三家 三本の矢であり、隣の長宗我部隊も合わせれば、秀吉が懐柔策で臣従させた西国大名ばかりである…という点で、陣形はアンバランスでもあった

☆さて、ここで、サッカーのフォーメーションと対比しやすいように、布陣図を右へ90度回転させてみましょう!!

Wikipedia掲載の「関が原の戦い」布陣図の縦置き解説図

= (現代サッカー風の)フォーメーション解説

  • 東軍のフォーメーション4-2-2-24-4-2
    • 最終ライン後詰】から最前線へ行くほど先細りする”クリスマス・ツリー“隊形
    • 最前線と最終ラインの間の距離が恐ろしいまでに開いてしまっている【”間延び“した隊形:縦長布陣】
    • 半面、最前線の”先鋒隊“は程良く密集しており、コミュニケーションはとりやすい
  • 西軍の布陣WWシステム
    • これは、サッカーで言えば、1925年の《オフサイドルール改定》時に、アーセナルが採用したMWシステム【3-2-2-3システム】に近い
    • オフェンス陣もディフェンス陣も”二段構え“でサイドを広く使いワイドに展開している
    • 陣(選手)間の距離がほぼ”等間隔“なので、コミュニケーションはとりやすい

実戦での戦評

  • サッカーのWMシステム3-2-2-3システム】に近い西軍の鶴翼の陣は、本来なら、攻撃時は二列目・三列目からどんどん選手が飛び出し分厚く攻めることができ、守備時は高い位置からどんどん敵を取り囲み包囲殲滅できる布陣の筈だった
    ~実際は、右翼主力軍の小早川隊が東軍へ寝返ったため、スグ隣の大谷隊はもちろんのこと、左翼主力軍の小西・島津隊までもが”側面攻撃“される形となり、鶴翼の陣形は自壊してしまった
  • また、右翼主力軍の小早川隊と南方の東南後詰軍の毛利・安国寺・長宗我部隊との距離が開き過ぎていたので、コミュニケーションはしっかりととれていなかった
    ~さらに、身内の吉川隊が主力軍の毛利隊下山を阻む陣取りをしていたため、結局、毛利隊は参戦できなかった。【また、四国の長宗我部隊は終始”日和見を決め込んでいた】
  • 一方の東軍…ブラジル並みの4-2-2-2(4-4-2)システムに近い魚鱗の陣は、実は、”中央突破“型の集団戦法、すなわち、”力攻め“のスタイルだった
    家康関が原の中仙道沿いのほぼ中央に”司令塔“然の本陣を堂々と敷けたのも、後詰山内一豊など東海道筋の豊臣恩顧の大名たちを事前の政治工作で味方につけていたことと、最も信頼する”西国大名“の池田輝政を、同じく西国大名の毛利・長宗我部隊と対峙させていたからである【政治的な”兵力分断“作戦…結局、南方戦線は”戦力の真空地帯“(日和見戦線)と化してしまい、サッカーで言えば、サイド攻撃が全く利かない状況に陥ってしまった】

★歴史に「もしも」はつきものだが、この状況で、西軍に唯一の”勝機“があったとすれば…
~それは、開戦直後の”最初の二時間“にしかなかったと思える。長引けば長引くほど、家康の”政治工作“が功を奏し、西軍の西国大名たちがどんどん寝返るか日和見を決め込むかした筈だからだ。ブラジル並みのFWを擁する血気盛んな福島隊黒田隊などを早々に叩き殲滅しておければ、良い条件での”講和“に持ち込むことくらいはできただろうに…とは思うのですが。【蛇足ながら、こうした西国大名、特に、この毛利御三家毛利小早川吉川】への戦後の冷遇(約束反故の”減封“)が西国大名たちの《忘れまじ、関が原》の風潮を生み、後の”明治維新“の原動力ともなった…という説もありますね。しかしながら、当時の西国大名たちは概して”日和見“主義であり、勝てた戦に勝利できなかった…という”勇気のなさ“と”戦局眼の欠如“のことも、決して忘れるべきではないと思うのです】

参考]海上 知明:『信玄の戦争 - 戦略論『孫子』の功罪』〔KKベストセラーズ;ベスト新書#124;2006-11-20〕

~これは、武田信玄が傾倒した戦略論:『孫子』と織田信長が(無意識に)援用したマキァベッリ:『君主論』の比較考察から、『孫子』の”限界“をあぶりだした本です。この中で、信玄が好んだ”鶴翼の陣“や信玄の宿敵:謙信が好んだ”車懸りの陣“、それに、軍神:山本勘助が編み出した”啄木鳥戦法“などの解説がとても詳細に記されていて、参考になります

『信玄の戦争 - 戦略論『孫子』の功罪』画像

2009年 7月 7日 Posted by | History, Soccer | , , , , , , | 1件のコメント

◎コンフェデ杯のアメリカ、再開したJ1でのガンバ大阪の戦い方は岡田ジャパンの参考になるか…!?

☆昨日は、久しぶりに”スペクタクル“なサッカーの試合を観ることができました。
~コンフェデレーション杯の”アメリカ“と、再開したJ1の”ガンバ大阪“です。サッカーは、決して布陣(フォーメーション)”のみ“で戦うものでは”ない“ことは承知しているつもりですが、昨日のこの二試合に限って言えば、アメリカもガンバ大阪も”《戦術コンセプト》がハッキリ分かるチームに仕上がっていたので、とても興味深く観られました。

★先ずは、コンフェデレーション杯決勝:ブラジル vs. アメリカについて -

  • ブラジル:「4-4-2」【4-2-2-2】 vs. アメリカ:「3-5-2」【5-2-1-2
  • ~これは、完全に”強者“【ブラジル】対”弱者“【アメリカ】の戦いでした。”4バック対3バック“の戦いながら、ブラジルはその4バックのうち”SB“【サイドバック】が二人共”攻撃参加“で攻め上がっている時間が長く、DFは実質”2バック“でしかないチームでもあります。一方のアメリカは一見”3バック”に見えるDFラインですが、その実、二枚の”ボランチ“【MF】も”守備に回る“時間が長く、実質”5バック“という《超・守備的布陣》なのです。ある意味、アジア杯などで中東のチームが日本など相手によく採用する陣形でもあり、アメリカは完全にブラジルを”リスペクト“していることがうかがえました。そして、アメリカは、先の準決勝でスペイン相手に功を奏した《ゴール前に人数をかけて堅く守り素早くカウンター攻撃》という戦術の「二匹目のどじょう」を狙っていました。
    前半は、まさにそのゲームプラン通りに運びました。前半のブラジルは個人技での強引な突破よりもグラウンダーの強いパス回し【それも、”縦パス“が多かった】で一度サイドへ開いたロビーニョに展開、そこから突破したり攻撃を組み立てる…という戦術が完全にアメリカに読まれ、司令塔のカカーにはマンマークが三人ほど付き、全く仕事をさせていませんでした。そして、ブラジルのパス回しがルーズになったところを唯一の”トップ下“の選手が中盤でカット⇒前線で待ち受けるFW二人目がけて”キラーパス“一閃!というシンプルな攻撃で2点を先取しました。ココまでのアメリカはよく走り、”ハードワーク“を見事にこなしていました。
    戦況は後半早々に変わります。開始早々、ブラジルは《強者の奇襲攻撃》を実行します。前半同様、サイドヘ展開することは変わりないのですが、そこから躊躇なくクロスを上げる戦法に変えたのです。右へ左へ…と、目まぐるしく行き交うボールを前にして、【あのオーストラリア戦で”阿部勇樹“がそうなってしまったように】アメリカの守備陣は混乱、つい”ボール・ウォッチャー“と化してしまいマークが外れ始めます。そこへ、後ろから走り込んできたMFがヘディング・シュート!【これは、先のオーストラリア戦で”闘莉王“が挙げた得点シーンと酷似していました】アメリカは、一瞬の集中力の”空白“を衝かれ、その後も同じように失点してしまいます。同点とされてからは、気力・体力共に勝るブラジルに横綱相撲で”料理“されてしまった…というところでしょうか!?
    今度のブラジルは強いと思いますね。なぜなら、実質1.5軍レベルのチームながら、後半ちゃんと戦術の修正ができていたこと、そして、(ドイツW杯でのオーストラリアのように)同じシンプルな攻撃を繰り返すことができていたからです。つまり、”勝負所“と”勝ち方“を知っている…ということ。単に、フィジカルの強さだけでなく、”頭の耐久力“でも勝っていたと思いますね!?

☆お次は、再開したJ1:ガンバ大阪 vs. 横浜FMについて -

  • ガンバ大阪:「4-2-1-3」 vs. 横浜FM:「4-2-3-1
  • ~これは、同じ”4バック“どうしの戦いながら、戦法は微妙に異なります。横浜FMの4バックは岡田監督の弟子とも言えるDFの”CB“【センターバック】:中澤を軸としてしっかり後ろで守りFW山瀬の”1トップ“で素早いカウンター攻撃を…という《中東スタイル》に近い。つまり、「守備から入る」サッカーなのです。一方、ガンバ大阪の4バックは西野監督の下で”完成“の域に近づいた【昨年のトヨタ杯での”対マンU戦“で実証済】《超・攻撃スタイル》。人もボールも激しく動かしながら”ハードワーク“する…といったもので、自チームと互角か格下の相手であれば、ハマった時にはとてつもない”破壊力“を持つものです。【先のキリン杯では、格落ちのベルギーやチリ相手にこの戦法が見事にハマったことは記憶に新しいでしょう!?】
    見所は、代表選手である遠藤中澤のコンディショニングでした。遠藤はよほど橋本とのコンビが心地良いのか!?昨日の試合を見る限りでは、ほぼ去年の”対マンU戦“並みに戻っていたような躍動感がありました。ワンタッチパスでボールを回しながら敵陣深く進入し、ボールを奪われたら前線から2-3人のペアで包み込むようなプレスをかけるというこの戦法の勘所がキッチリできていました。一方の中澤はまだ体調が充分に戻っていなかったようで、やや体が重そうな感じを受けました。横浜FMもアメリカのように、前半の良い時間帯に先制しながらも、後半は”運動量“に勝るガンバ大阪に圧倒され、プレッシャーを受けて精神的に劣勢に追い込まれてしまいミスをするという感じで、自ら墓穴を掘ってしまいました。

※この二戦から、一つの”ヒント“が見えてきたような気がします。

  • 超・格上“とも言える、世界(FIFA)ランク1桁のチームと戦う時:”トルシエ時代“の”フラット3“【”フラット5“でもある】的な「3-5-2」【5-2-1-2
  • ~カッコつけないで、ひたすら”守りを固める“。その一方で、”岡崎“のような一発屋のカウンター・フィニッシャーを三人揃える。【交代要員も含め、この”一発屋“の”フィニッシャー“の育成は急務です…候補は、岡崎・大黒の”ダブルOコンビ“と松井・長谷部の”ダブルMF“と本田・闘莉王の”フィジカル・キング“の中から、その時々の最も調子の良い選手の中からチョイスするということでいかがでしょうか!?とにかく、ワンチャンスを確実にものにするアタッカーです】

  • 上記以外、すなわち、世界(FIFA)ランク11位以降の”格上“のチームと戦う時:”横浜FM“に近い”4バック“の「4-2-3-1」で試合に入り、膠着状態に陥るか先制点を取られたら”ガンバ大阪“的な「4-2-1-3」に切り替える。日本が先制したら、そのまま守りを固め、あわよくばカウンターで追加点を狙うスタンスを保つ
  • ~「W杯四位以内に入り、世界を驚かす」ためには、予選リーグを何としてでも突破しなくてはなりません。だから、(あと一年弱で、日本代表が”ゲーム・コントロール力“を身に着けられていることが前提ですが)逆説的に、”引き分け狙い“といった「ゲームの駆け引き」を敢て挑んでいけるかどうか!?選手のモチベーションよりも”メンタリティ“のほうが重要になってくると思います。あの2006年のドイツW杯…代表選手は”実力以上“に国内で評価され、あろうことか「強者のフォーメーション」で臨んでしまった、だから”惨敗“は予想できたことでした。むしろ、”ホーム“という地の利があったとは言え、2002年日韓共催W杯でなぜ予選リーグを突破できたのか!?実際に、なぜ”2勝“し”ベスト16“に入れたのか!?あの唯一の”成功(達成)体験“を再分析してみる価値はあると思います。【それは、監督も代表選手も「身の程を知っていた」からではないでしょうか!?】

2009年 6月 29日 Posted by | Soccer | , , , , | コメントを残す

2006.6.17:2010年南アフリカW杯最終予選 vs. “オーストラリア戦”戦評

★予想通りと言うか!?やはり、”凡戦”となった。【引き分けかナ!?と思っていたら、終盤逆転された】
~オーストラリアのピム監督【前代表監督:ヒディングの一番弟子】は試合が近づくにつれて、「1位突破には全く拘っていない…」とか、「ケガでもされたら困るので、若手にチャンスを与える…」とか、飛車角落ちでの戦いを”予言”していた。しかしながら、主力クラスで比較すると、日本は俊輔と遠藤という二大MFを欠き、司令塔もできるMFの長谷部は欠場、そして、これが最も痛かったことだが、CBの中澤が体調不良で出られず…という《不完全チーム》の印象が強かったのに対し、オーストラリアは長身FWのケネディやヒドゥカに加え、もう一人因縁のMFである”ケーヒル“、そして不動のDFのブレシアーノといった核となる選手はちゃんと出場させバランスを取っていた。【ホームゲームだから当然ではあるが】

※カギは、熱くなりやすい”闘莉王“と中澤の代わりに出場する”CB“の出来次第だと思っていたが、”闘莉王“は確かに良い仕事をした。いや、”し過ぎた“といったほうが正しいだろうか!?日本の先取点は、”闘莉王“の高さを活かした見事な得点であり、同点とされたシーンも、半ば”闘莉王“のオウンゴールみたいなものだったし、この試合の得点の全てが”セットプレー“からだったことを考えれば、日本の大きな一つの”課題“が見つかった…とは言える。【DFに回ることの多いMFとしての”阿部“は、浦和レッズへ移籍して以来パフォーマンスを落とし続けている感がある。この試合の二失点共に彼がマークを外したためのものであり、キツイ言い方だが、来年の本大会ではメンバーの中に入っていないかもしれない…】

※それにしても、日本もオーストラリアも、前半は積極的な”プレス“をかけ、アグレッシブな戦いを繰り広げたけれども、後半の”30分“を過ぎると両チーム共に足が止まりだし、日本は特に選手間に”ルーズなスペース“が空き始めたのはよろしくない。【オーストラリアは冬に向かう晩秋の季節で寒かったこともあるだろうが、”基礎体力“のアップと”コンデイショニング対策“には、特に力を入れてもらいたい。あの”ドイツW杯“で苦杯をなめた”原因“がまたもや再現された格好だ】

※確かに、一試合負けたくらいで動じることはないし、それで、W杯への出場権という栄誉が色褪せるわけでもない。しかし、どちらかと言えば、日本(のメディア)が”対決ムード“を煽ったことは紛れもない事実…ただ、今回は、本大会の一年前に現状の日本代表の”立ち位置“がよく分かったことも事実。「W杯で”世界を驚かす“サッカーをする!【世界四位以内に入る】」と宣言してしまった岡田ジャパンへのサッカーの神様からのプレゼントと思うしかないだろう。

※とにかく、この一年…できるだけ”格上“の”強い“チームとなるべく多く試合をして、一杯冷や汗をかき屈辱を感じたほうが良いと思う。アジアのもう一方のライバル:韓国は、余裕の一人勝ちでW杯出場を決めている。オーストラリアよりも、この”韓国“を意識すべきではないか!?とも思う。《日韓の差》の中身を深く分析してみるのも面白いかもしれない。

2010年南アフリカW杯への本当の戦いは、これから始まる!!

追加]・2009.6.6.:ウズベキスタン戦:1-0(◎)→・2009.6.10.:カタール戦:1-1(△)→・2009.6.17.:オーストラリア戦:1-2(×)…と見ていくと、結果論ではあるが、日本代表の”燃え尽き症候群“が証明されたことになる。逆説的に言えば、よくぞあの”アウェー“の地でウズベキスタンに勝っておいたものよ…ということだ。日本代表の”戦力値“としてのパフォーマンスは下降傾向に陥っていたし、まだまだ安定するには至っていない。薄いガラスの上に乗ったような”脆い“チーム力であることが、図らずも証明された格好となった。

2009年 6月 18日 Posted by | Soccer | , , , , | 1件のコメント

2010年南アフリカW杯一年前時点での岡田ジャパン:「ベスト布陣」って…!?

※次の最終戦:オーストラリア戦【6/17】まで間があるので、これで、”サッカーネタ“はしばらく打ち止めとなります。【最終戦は”アウェー“ですし、何よりも、”俊輔“に”大久保“に”遠藤“などの主力がケガで遠征に帯同しませんし、”長谷部“は出場停止中なのに加えて、”玉田“もパッとしませんから、主力の半分が欠ける…というチーム状態です。恐らく、オーストラリアは”消化試合“のつもりでしょうから、結果的に、”引き分け“に終わるのでは!?と予想されますね】

☆キリンカップの”チリ戦“⇒”ベルギー戦“、そして、先日の”ウズベキスタン戦“⇒”カタール戦“…と、二週間でAマッチ四戦を闘って、何となくですが、現時点〔2009年6月現在〕での岡田ジャパンの”ベスト布陣“が見えてきました。それが、”4-2-3-1“なのか!?”4-2-1-3“なのか!?という議論はさて置き、現時点では、この布陣で闘うしかなさそうです。

》 続きを読む 》

注意 》 続きを読む 》 の青色リンクを押すと”パスワード“の入力を求められますが、それは、今回は”okadajapan“【岡田ジャパン】と入力して下さいね

2009年 6月 12日 Posted by | Soccer | , , , , , , , | 1件のコメント

保護中: 2010年南アフリカW杯一年前時点での岡田ジャパン:「ベスト布陣」って…!?

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

2009年 6月 12日 Posted by | Soccer | , , , , , , , | コメントを読むにはパスワードを入力してください。

保護中: 2009.6.10:岡田ジャパン、”カタール戦”の戦評について…!?

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

2009年 6月 11日 Posted by | Soccer | , , , , , | コメントを読むにはパスワードを入力してください。

2009.6.10:岡田ジャパン、”カタール戦”の戦評について…!?

※今日から、”Dense2’s Blog“は”Weekly“【週刊】となります。「週に一、二回」の発行です。

★昨日の”カタール戦“…悪いほうの予感が的中しました。”岡ちゃん不在“という初めての環境下、なるべく多くの選手を使い経験を積まそうとしたけれど、レギュラー陣は”連戦の疲れ“と”燃え尽き症候群“とで動きが鈍く、サブのメンバー陣は”慌てすぎと力みすぎ“や”焦りと気負いが目立ち、図らずも”経験不足“を露呈してしまいました。まァ、ホームの試合で負けなかったので佳しとしておくか!?くらいの評価ですね。

》 続きを読む 》

注意 》 続きを読む 》 の青色リンクを押すと”パスワード“の入力を求められますが、それは、今回は”okachan“【岡ちゃん】と入力して下さいね

2009年 6月 11日 Posted by | Soccer | , , , , , | 1件のコメント

2009.6.6:ウズベキスタン戦”勝利”で見えてきたもの…!?【☆祝☆:岡田ジャパン、”世界最速”2010年南アフリカW杯予選突破記念!!】

今日は休日です…なので、またまた”興奮”(!?)冷めやらぬ”岡田ジャパン“ネタをお届けします!!
~実際、あの”耐え忍んで“掴んだ”2010年南アフリカW杯“出場切符ですが、何だかあまり実感は湧きませんね。と言うより、アレから三日ほど経って後、ジワーッと嬉しさがこみ上げてきたような…そんな感じ。

※元々、今回はW杯への出場は”当然“だとばかり思っていましたし、それより、本大会向けの”代表チーム作り“のほうはどうするんだよ!?という心配のほうへ気持ちが先走っていました。でも、正直、素直に嬉しいですね。なぜなら、今回の予選は、自分も”戦術“【フォーメーション】とかへの理解が深まっていましたから、尚更です。自分も一緒になって戦ったような”一体感“がありました。

※さて、昨日、『Number Vol.730』【2009-06-09号】が発売になっていましたので、早速買い求めてしまいました。今回は、少し紙面が刷新され、”フォーメーション図“もバッチリ載っていますし、とにかく”応援コラム“が秀逸です!!【都議選の応援演説で、どこかの首相が”カザフスタン“戦なんて言い間違えていたのとは大違いです】

『Number Vol.730』【WEB版:2009-06-09】画像
~今回は、また新たに「タシケントの魂」なる言葉が生まれそうです。実際、飛び抜けた”スター“も、もちろん、”王様“も不在の、ある意味”地味“なチームなのかもしれません。けれども、あの”ウズベキスタン戦“については、もう本当にクタクタのよれよれになりながらも、全員がよく走っていましたし、体を張ってゴールを死守していました。そして、”勝利“という結果がちゃんと着いて来たことだけは、これまでの代表チームとの決定的な違いだと感じました。
まァ、多少「勝てば官軍」的な見方かもしれませんが、”W杯予選”というのは「結果が全て」【All or Nothing】という、極度のプレッシャーに晒される局面ですから、それを、とにかく無事切り抜けたことは賞賛に値すると思うのです。

※その上で、本大会までの残された約”一年“という時間の制約の中で、岡田ジャパンがさらなる高みを目指してやらねばならないことや課題を整理したコラムを紹介します!!

= 日本代表、2010年への旅 =

「ボロボロになっても闘った、岡田ジャパン”タシケントの魂”。」
~思えば、前半9分台での岡崎のあの”ダイビング・ヘッド“での先取点が、その後の試合展開を予感させたものかもしれない。あまりにも早く先取点を取られてしまったため、ウズベキスタンも早々に”ターボ・チャージャー“をオンにせざるを得なくなった。以後は、とにかく前掛かりに攻めてきて、ジャパンは防戦一方となる。しかし、長谷部がレッドカードによる”一発退場“を食らったことでも分るように、ひょっとしたら、ジャパンのチーム全員がこれまでの代表チームには見られなかった”鬼気迫る“形相と言うか!?”不穏なオーラ“を放っていたのかもしれない。最後には、岡田監督の生涯初めての”退席処分“というオチまでついて、ジャパンは”羊の群れサッカー“から脱皮できたのかもしれない…そう、思いたい。

= 日本代表 - 岡田ジャパン、試合レビュー:南アフリカへの道 =

「岡田武史がついに完成させた、”王様無しの全員で闘うチーム”。」
~決定的な”ストライカー“はついに現れなかった。しかしながら、今回またしても、”シンデレラ・ボーイ“は現れた。しかも、大幅な”若返り“というオマケまで付いて…FWの岡崎も若いが、DFの内田長友はまだ20歳という若さだし、さらに、18歳の山田を直前のキリン杯:チリ戦で”A代表デビュー“させることができた。岡田監督の余裕と共に、ジャパンが急速に”選手層の厚さ“を増してきたようにも思え、頼もしく映った。今回、岡田監督の”偉業“と言えば、3年前のドイツW杯での”惨敗“で選手層に”断層“が生じかけていたところを、必死の思いで”修復“し、さらには、次代を担うタレントを”発掘“したことに尽きると思う。また、既存のベテラン選手でも”オプション“を試し、”新天地“を提供できたことも幸運だったと言える。【MF:長谷部のボランチ起用や俊輔/本田という二枚の攻撃的MFを確保できたこと、それに、MF:中村憲剛を”トップ下“という新たなポジションで試せたことは、大きな収穫だったと思います】

※何だか、”岡田ジャパン“が、(まだ記憶に新しい)二ヶ月ほど前に”世界一“となったWBCでの”原ジャパン“の歩みに似てきたような印象さえ受けました。これは、ひょっとすると”大化け“するんじゃないか!?と期待を抱かせてくれる、久しぶりのワクワク感が戻ってきました。

岡田ジャパン、オメデトウございます! そして…アリガトウ!!

2009年 6月 10日 Posted by | Soccer | , , , , | 1件のコメント