Dense2's Blog Weekly

~『週刊電説』【Just Another KissBlog】

憲法記念日に、『幕末史』を読む…

今日は憲法記念日…なのだが、なぜか!?半藤一利氏の『幕末史』を読みたくなった。昨年大人気を博したNHK大河ドラマ:『篤姫』の影響ではなかろうが、およそ150年前のペリー提督来航後の”開国”というエポックが、その後の日本のあり方を規定していたのだとしたら…という、氏の”プロット設定”に興味をそそられてのものである。今、日本は新型インフルエンザを何とか”水際”で食い止めようとてんやわんやの大騒ぎだが、何か開国前の”幕末”の雰囲気と似ているような気がして、【と言っても、私は幕末の時代観などは知らないのだが】不謹慎にも笑ってしまった…

・半藤 一利:『幕末史』〔新潮社;2008〕

~因みに、私の亡き父も今尚元気な母も、著者より少し後に生まれたのだが、この世代は、幼少期【戦前】と成人期【戦後】で歴史観を180度転換させられた世代でもある。もし、この本に書かれていることが”史実”なのであれば、戦前の「皇国史観(薩長史観)」と戦後の「民主史観(欧米史観)」のどちらが正しいのか!?判断に迷ってしまうだろう…と思う。いずれにせよ、日本の近現代史にはアメリカが深く関わっていることは間違いのないところで、二度共にアメリカにはやり込められたことになる。その”仇”を先のWBC連覇!!という形で晴らした…と思うのは、うがち過ぎだろうか!?

『幕末史』画像

♪fitted BGM〔Eric Clapton〕:Tears in Heaven performed by Eric Clapton Band from “Live on Tour 2001”, USA, 2001
【↑ ※リンクをクリックすると、WMP:WindowsMediaPlayerが立ち上がり曲が聴けます※↑】
※今日のBGMは、チョット強引かもしれないけど、エリック・クラプトンの『天は泣いている(涙よ、天国まで届け)』にしてみました。260年余の泰平の眠りを覚ます黒船の来襲で、”泣く泣く”開国させられた神国ニッポン…神君:徳川家康公に銀子百枚を奉じて東照大権現頼みをしたそうだが、何となく気持ちが分らぬでもない。それこそ、《時は今 天が下しる 皐月かな》の胸中ではなかっただろうか!?

2009年 5月 3日 Posted by | History | , , , , | 1件のコメント