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~『週刊電説』【Just Another KissBlog】

保護中: 『物語 京都の歴史 - 花の都の二千年』

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2009年 6月 15日 Posted by | History, Kyoto | , , , , | コメントを読むにはパスワードを入力してください。

『物語 京都の歴史 - 花の都の二千年』

※今日は亡き父の”祥月命日“です。京都の菩提寺に父が眠るようになって以来、京都は、私にとって《観光と墓参を兼ねた場所》に変わりました。そんな時、この本や京都のMKタクシーのハイヤー運転手さんがマトメたガイドブックがあるので、紹介しますね。

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2009年 6月 15日 Posted by | History, Kyoto | , , , , | コメントを残す

『都(みやこ)と京(みやこ)』

※今日はオフ二日目…なので、再び”京物”で。
~元々、幼少期から関東と関西を通算で”三度”も行き来しただけにどちらの文化もよく分るし、父と弟の大学が京都だし実家も電車で一駅乗れば京都府だという京都”周縁”一家に育ったせいで、関西にも長く住んだ割には、大坂のことはあまりよく知らないのです。【神戸に住んだこともありますがね】ただ、阪神大震災以降、関西の経済は長らく落ち込んだままのような感じがしますし、初めて大阪へ引っ越した時【あの大阪万博の直前】のほうがもっと”元気”だったような気がします。それに、京都・大阪・神戸の”三都”も、いつの間にか千葉・東京・横浜などの首都圏と似てきて、却って”ツマンナイ”印象を抱いてしまうのは私だけなんでしょうか!?そんな中、やはり”独自性”の輝きを放てるとしたら、それは、京都や奈良などの古都しかないと思うのですが…どうでしょう!?

・酒井 順子:『都(みやこ)と京(みやこ)』〔新潮文庫#さ-23-9;2009-03-01〕

~東女だが”KYOTO“にずーっとハマり続けているエッセイスト(コラムニスト)の酒井順子女史。近年は、同性向けの”啓蒙本”みたいなものを立て続けに出していらっしゃるが、多分、現代の”清少納言”でも目指しておられるのだろうと思う。(笑)自分のような東西両文化に挟まれて育った人間からすれば、どうしても”京都弁”でイジってみたくなる人でもあらっしゃいます。

『都(みやこ)と京(みやこ)』画像

※では、簡単に、目次に沿って立ち読みを -

《はじめに》:みやこ人と都会人
~自分の場合、父が亡くなり菩提寺が知恩院となって以来、京都とは「ブラリ観光気分でお墓参りにも行ける”身近”な場所」…という風に変わりました。それまでは、中高生の修学旅行の定番スポットとか、ガイジンに受ける京都というイメージしかなかったのですが、小泉内閣末期の”YOKOSO Japan“政策と全世界的な”COOL Japan“ブームが相乗効果を起こしたとは思います。最近は、アジアの韓国・中国・台湾などから大挙して観光客が押し寄せるようにもなり、京都駅周辺は以前とはスッカリ様変わりした印象もありますね。それでも、やはり、京都は好きです…

《言葉》:いけずと意地悪、もっさいとダサい
~個人的には、柔らかい京都弁の中でも”はんなり“という表現が一番好きですね…江戸弁は濁音が多いのでキツク聞こえ、京都弁はそれが少なくゆっくり話すので柔らかく聞こえるのだそうな。言葉の暴力というのがある時代ですから、尚更見直されるのかもしれません。【若い女性が語尾を伸ばす話し方をするのは、ある意味、”京風”と言えるのかもしれません】

《料理》:薄味と濃い味
~これは、自分の家では一時期大問題でした。例えば、麺類で言えば、母はガチガチのうどん党で私は頑として蕎麦派。調味料でも、ソースに拘る関西と醤油命の関東という風に、明らかな違いがありますが、私は”両刀使い”なのでどちらでもイケる口でした。【我が家は納豆アレルギーもありませんでしたが、たこ焼きよりは焼きソバって感じで…ただ、うどん定食にごはんという組合せやラーメン&ライスという組合せにはあまり馴染めませんでしたね】その一方で”マヨラー”でもあります。

《節約》:始末とケチ
~これを言うなら、「江戸の見栄っ張りと京の始末」でしょう!?関西には”セコい“という表現がありますが、関東では”こすい(こすっからい)”という表現になってしまう。長い間戦乱に巻き込まれてきた京都にあっては、そこで暮らす町家の人たちはどうしても”生活防衛“意識が強くなってしまう…しかも、ココには帝がおわしますという土地柄ですから、自然と普段の暮らしには良い”始末“をせざるを得なかったのではないでしょうか!?

《贈答》:おためとお返し
~この項は、個人的には全然知りませんでしたね…京都弁の”おため“とはいわゆる「返礼」【お返し】のことであり、それも、本人へ《直接、現金で手渡す》のが礼儀だなんて。ウ~む、そんな風習あったっけなァ!?むしろ、”外交辞令”としての京都特有の”はんなり語“のことか!?と思っていただけに…

[コラム:平安京体感・朱雀大路を歩く]
~これはもう、本文をお読み下さい

《高所》:比叡山と東京タワー
~東京には山がない…というのが通説のようですが、その代わりに(超)高層ビル・マンションが林立していますね。翻って京都は、東西南北四方【南方だけは、八幡市の”男山”としています】を山々に囲まれているので、東京から乗り物で来て京都駅に降り立った時既に景観が全く違うのです。特に、京から見て”鬼門”【東北】の方角に建てられた比叡山延暦寺は、京の”守護神“とも言えるシンボル的存在。東京に長く住んでいると息が詰まるような気分になるのは、人の多さや人口密度の濃さだけでなく、この(超)高層ビル・マンション群による”心理的圧迫感”に拠るところも大きいのではないでしょうか!?【だから、私は今は千葉市に住んでいます…】

《祭り》:祇園祭と高円寺阿波おどり
~これは比較と言うか!?ペアリングの組合せにエッ!?と思いましたが、夏の”風物詩“の比較だということにしておきましょう。ご承知の通り、京都の夏は、”祇園祭“に始まり、”大文字五山送り火“に終わる…とされていて、意外にも、”花火“が主役になることはありません。【何度も火事や戦乱で焼けているだけに、”火”に対するアレルギーがあるのかもしれません】しかも、”神事“や”宗教行事“を連想させるものが多いのも特徴ですね。

《流通》:市場(いちば)と市場(しじょう)
~これは、なかなか目の付け所が良い”好コラム”だと感じました。東京にあるのは巨大な集配機能を持つ「市場(しじょう)」がメインで、京都にあるのは”地産地消“を旨とした「市場(いちば)」である…と。それも、「朝市」とか地域のコミュニティーと密接に結びついたものが殆どで、いわゆる”行商“【振り売り】の仕組みも根付いている…ということですね。天皇【帝】が東京へ下向されても庶民の暮らし向きは変わらない…というのは、”千年の都“の持つこうした”始末上手“な県民性と関連しているのではないでしょうか!?

《神仏》:観光寺院と葬式寺院
~この対比は、いかにも京都という街の持つ”両義性“【アンビバレンツ】を言い当てていると思います。当家の菩提寺である知恩院も、菩提寺でありながら、一方では浄土宗の総本山ですから、日々、観光バスを連ねて全国から信徒さんたちが集ってきます。東京では、葬式などは地元の公民館みたいな所で簡便に済ます家も増えてきていますから、尚更この違いは際立っていますね。

[コラム:京都・同業者町の愉しみ]
~これも、本文をお読み下さい

※ココまで、本の半分くらいを見てきました。
~これから先は、私なりの”京都観“を開帳させていただいて、結びとします。

= 京都的なるものエッセンス =

・人を見れば、”余所者“だと思ってあらっしゃる【但し、”排他的”な意味ではあらしまへん】
・その上で、”お客はん“として、”おもてなし”の心で接してくれはります
・実は、京都人は、「凄い!」とか「うわぁ!」とか、”感嘆“や”賞賛“の言葉を耳にすることは別に嫌いではあらしまへん【心の中では嬉しいんどす】
・京都人といっても、京の中心地は町家が多いので、この本に出てくるような生粋の”京都人“と出会えたり知り合えることは殆どおまへん【大抵の人は京都”府民”やし、代々続く”名家”のお人は、大体が人目に触れる所へはお出ましになりまへんよってに】
・新幹線の乗り入れている”京都駅“はJR東海はんの縄張りやよってに、本来の”JR西日本“の出番は少ないんどす【これは、”奈良“についても、似たような按配になってるようどすな…ジャックされてもうて難儀なことになってんのとちゃいますか!?】

…お後がよろしいようで。

♪fitted BGM〔Boney James〕:Kyoto performed by Boney James, 1993
【↑ ※リンクをクリックすると、WMP:WindowsMediaPlayerが立ち上がり曲が聴けます※↑

2009年 6月 4日 Posted by | History, Kyoto | , , , , , , | コメントを残す

『京都の空間意匠 – 12のキーワードで体感する』

※今日はオフの日…すると、やはり、”京都“を体感したくなってきます。「京都」「みやこ」”KYOTO“…どのコトバも不思議と心を揺さぶられる感じがするのはなぜでしょう!?《古里は遠くにありて想うもの…》という句があったと思いますが、京都は日本人全体の”古里”ということなんでしょうかね!?

・清水 泰博:『京都の空間意匠 - 12のキーワードで体感する』〔光文社新書;2009-05-20〕

~この本は、著者の所属する東京芸術大学の「古美術研究旅行」というカリキュラムの一環として生まれたものです。学生時代、古都:京都や奈良を訪ね歩き、その後、独立し京都を本拠として設計事務所で活動、今回、日本の”空間意匠“を京都をベースとして、著者の経験則から”12のキーワード“を軸にマトメたもの。独断と偏見に満ちたもの…と謙遜しておられるが、なかなかどうして、京都の町をほぼ隈なく網羅しているので、一種の『京都デザインガイド』として読んでも興味深い。【自分の家の菩提寺も出てくるのでチョッピリ嬉しく誇らしくもあります…】

『京都の空間意匠 - 12のキーワードで体感する』画像

※では、この本の章立てに沿って、少しだけ立ち読みを -

第一章 分けて繋ぐ:結界と象徴させるもの
~日本の神社の祖形である伊勢神宮や出雲大社で思うこと。それは歩みを進めるにつれて次第に違った領域(神域)に近づくのを予感させられることである。まずは石灯籠などがサインとして今までとは違った領域に、そして鳥居をくぐる度に新たな場に入ることを意識させられる。 - 以下省略 -
・下鴨神社 ・河合神社 ・上賀茂神社 ・大田神社 ・木嶋神社 ・伏見稲荷神社 ・貴船神社

第二章 見立てる:自然の見立てと庭園に見られる見立て
~「見立てる」とは、あるものの背後に別の何かを見ることであり、ものを本来のあるべき姿ではなく、別のものを重ね合わせて見る、というものの見方である。本来は漢詩や和歌の技法からきた文芸の用語のようだが、千利休は、この「見立て」の考えを生かし、日常の生活用品を茶道具に採り入れるようにした。だから茶道においてはさまざまな「見立て」が見られる。 - 以下省略 -
・自然崇拝 ・神木【新熊野神社、貴船神社】 ・山【比叡山、愛宕山、男山】 ・岩、盤座 ・森と泉
・桂離宮 ・慈照寺(銀閣寺) ・竜安寺 ・大徳寺・大仙院 ・等持院

※父の墓石付近から見上げた空の光景…

第三章 巡る:空間の見え隠れ、人は何故回遊するのか、庭園を巡る、寺院境内を巡る、建築内を巡る
~回遊式庭園では、歩くことによって風景が次第に変化していく。これをシークエンスの変化というが、そこで私たちはその連続的な変化を楽しむことになる。遠景、中景、近景が重なり合ってできている風景に歩行という動きが加わることによって、風景が距離感をもって連続的に変化していくのを実感できる。庭ではこのような空間変化を楽しむことになる。回遊の空間構成はこのような庭園空間はもちろんのこと、建築内や寺院の境内においても楽しむことができる。 - 以下省略 -
・日本絵画に見る”雲霞法” ・桂離宮 修学院離宮・上の茶屋 ・等持院 ・南禅寺・金地院 ・清水寺 ・大覚寺

第四章 奥へ:神社に見られる「奥」、寺院に見られる「奥」、街中に見られる「奥」
~ (中略) 今の旅館では、非常時の避難のために動線をわかりやすくしたせいかもしれないが、各部分の意匠は日本のものであっても、連続した通路空間は近代的になり、子供の頃に感じた日本の建築の不思議さをあまり感じなくなってきてしまった。多くの旅館も、点(部屋)としての日本を表現するだけで精一杯で、そこに至るまでの線的な空間は今の街路と同じように単なる移動空間となり、退屈になってしまったようだ。 - 以下省略 -
・岩清水八幡宮 ・伏見稲荷大社 ・大徳寺・高桐院 ・詩仙堂 ・法然院 ・永観堂 ・大徳寺・孤蓬庵 ・石塀小路(高台寺) ・二年坂、産寧坂(三年坂)、清水寺

第五章 くずす、ずらす:ずらされた建築空間、『作庭記』に見られる「ずらす」手法、外部空間の中のズレ、崩れてゆく中の美
~シンメトリー(対称形)ではないものをアシンメトリーという。左右対称ではない形である。日本の空間にはそのようなものが多いことを改めて実感する。 - 以下省略 -
・京都御所 ・二条城 ・曼珠院 ・酬恩院(一休寺)・方丈北庭 ・竜安寺 ・泉涌寺 ・禅寺(塔頭寺院) ・西芳寺(苔寺)

第六章 組む:積む文化(石造)と組む文化(木造)、塔、門、寺院本堂、橋
~日本は歴史的に木造建築の国である。それは山が多く森林資源が豊富であったことによるわけだが、その構造形式が気候に合っていたこともあるように思う。 - 以下省略 -
・東寺(教王護国寺)・五重塔 ・仁和寺・五重塔 ・醍醐寺・五重塔 ・法観時・五重塔 ・岩船寺・三重塔 ・海住山寺・五重塔 ・知恩院・三門【映画:『ラストサムライ』にこの門と石段が使われた】 ・南禅寺・三門 ・仁和寺・ニ王門 ・東本願寺・御影堂門 ・清水寺・舞台 ・大覚寺・回廊 ・渡月橋(嵐山)

※今年の四月で父の没後三年となりました…三回忌は既に終えているのですが、当家の菩提寺である知恩院が出てきたので、一周忌の時に撮った写真を掲載します。【知恩院は徳川家の京都における菩提寺でもあるそうで、中ほどの写真にある”権現堂“は立派なもので、”葵三代“を祀ってもいるようでした。家康公・秀忠公・家光公三人の肖像画が掲げられていました。また、この日は、有志の親族一同で”十石舟“に乗りました…最後の写真は、その時のもの。桜が屋根を作ってくれているようで、とてもキレイで”“な雰囲気がありました】

地恩院・三門①:2006-04-15【父の一周忌の日に】
地恩院・三門②:2006-04-15【父の一周忌の日に】
地恩院・誠至堂①:2006-04-15【父の一周忌の日に】

地恩院・誠至堂②:2006-04-15【父の一周忌の日に】
権現堂・門前:2006-04-15【父の一周忌の日に】
地恩院・奥書院より見た空①:2006-04-15【父の一周忌の日に】

地恩院・奥書院より見た空②:2006-04-15【父の一周忌の日に】
地恩院・奥書院より見上げた桜:2006-04-15【父の一周忌の日に】
親族で十石舟に乗る…桜の屋根!?:2006-04-15【父の一周忌の日に】

↑後光が射してる如き”三門“↑

↑” 葵の御紋“がありました!↑

↑戒名にある”“が美しい!↑

↑”桜の屋根“のようだった!↑

←携帯で撮れた偶然の”ショット“!!←

第七章 間をとる:古い時代の枯山水、大徳寺の庭、江戸期の枯山水、近代の枯山水
~「」というのはとても日本的な概念である。「無」ではなく存在しながら何もないといったもので「」に近いのかもしれない。あるいは「無い存在」とでもいったもので、音でいえば「沈黙」に相当するようなものだろうか。 - 以下省略 -
・西芳寺・洪隠山枯山水 ・竜安寺 ・大徳寺・龍源院 ・大徳寺・芳春院 ・大徳寺・大仙院 ・妙心寺・東海庵 ・南禅寺・金地院 ・東福寺・光明院 ・東福寺・扮陀院(雪舟寺)

知恩院にも見事な”庭園“はあるんです。二年前の勤労感謝の日にたまたま墓参に訪れ、紅葉に色づいた”庭園“を撮りました。
地恩院内庭園の見事な紅葉①:2007-11-23【勤労感謝の日に】
地恩院内庭園の見事な紅葉②:2007-11-23【勤労感謝の日に】
地恩院内庭園の見事な紅葉③:2007-11-23【勤労感謝の日に】

第八章 透ける:「中間領域」の魅力、建築と庭との関係、自然の中の「透ける」空間、街中の中間領域
~ (中略) 「透ける」空間にはいろんな場合がある。柱梁の空間が庭園に対して透けているときもあるし、御簾のような建具が閉鎖してはいながら僅かに外の風景を見せている場合もある。また、竹のような植物が庭園や外部空間を透けさせていることもある。 - 以下省略 -
・大覚寺 ・永観堂 ・詩仙堂 ・孤蓬庵 ・大徳寺・高桐院 ・建仁寺・本坊 ・西村家別邸(旧錦部家) ・嵯峨野・竹林の道 ・町家の軒先

第九章 光と闇:外部空間に見る「」、寺院に見る「」、庶民の生活の中の陰翳と、暗闇の意味
~光を採り込むことによって相対的にをつくり出す。灯りをつけることによってを実感させる。そのようなことが古の日本の空間にはあったように思う。振り返って今の我々の生活は、夜でも蛍光灯に煌々と照らし出され、を実感することが少なくなってしまった。 - 以下省略 -
・瓢亭 ・禅寺の庫裡 ・大徳寺・孤蓬庵 ・青蓮院 ・延暦寺・根本中堂 ・吉田家(無名舎) ・角屋 ・わらじや ・重森三玲庭園美術館(旧重森三玲邸) ・清水寺・随求堂

第十章 水を生かす:隔てる―「向こう」をつくる、池泉回遊式庭園―余白としての地、流す、映し込む
~日本に限らず、世界の庭園においては大きな構成要素である。それぞれの地域でその場に相応しいように、また思想に合うようなの造形が見られる。 - 以下省略 -
・平等院 ・浄瑠璃寺 ・桂離宮 ・城南宮 ・上賀茂神社・社家町 ・南禅寺あたりの住宅街 ・白川あたりの風景 ・高台寺

第十一章 生けどる借景の庭、借景でなくなった庭、「生けどられる」場所から見る京都
~自分の敷地以外の景観を取り入れて風景をつくることを「借景」という。文字通り「景」を借りるということだ。日本庭園にはこのような手法が多く用いられている。その場所から見える山などをうまく庭園の構成要素にしてしまうのである。 - 以下省略 -
・円通寺 ・正伝寺 ・円山公園 ・修学院離宮 ・天龍寺 ・鹿王院 ・真如堂 ・等持院 ・大徳寺・真珠庵 ・将軍塚 ・大文字山

※生前の父が好きだった、円山公園の”枝垂桜“の写真を…(↓)

亡き父が生前好きだった、円山公園の枝垂桜

第十二章 墨絵の世界:京都の伝統的建造物群保存地区、寺院境内とその周辺、瓦屋根のつくり出す風景
~ (中略) 京都の街を歩いていると、時々数軒だけかもしれないが共通要素をもった佇まいの街角をみつけることがある。それは瓦屋根と白壁や木組みやベンガラ格子の建築群である。 - 以下省略 -
・祇園・新橋 ・石塀小路・二年坂・三年坂あたり ・嵯峨・鳥居本 ・上賀茂・社家町 ・大徳寺・妙心寺境内 ・今宮神社とその門前 ・西陣 ・五条坂

♪fitted BGM〔Boney James〕:Kyoto performed by Boney James, 1993
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2009年 6月 3日 Posted by | History, Kyoto, Psychology | , , , , , , , , , , , | コメントを残す