Dense2's Blog Weekly

~『週刊電説』【Just Another KissBlog】

ネタ本⑰:『リスクテイカー』

これは、日本では”金融危機”で、世界では”ロシア・アジア通貨危機”で大騒ぎしていた頃、タイムリーに出版されたもの。東大出の元NTV報道記者が書いただけあって、前出の”ゼロクーポン…”に劣らず難解だったが、何とか読破した。これも、巻末に《金融用語集》が付いていたと思うが、そのことよりも、日本人がこんなスケールの大きな小説を書ける…ということが新鮮な驚きであった。

・川端 裕人:『リスクテイカー』〔文春文庫!?;1998!?〕

~ハーバード・ビジネススクールの卒業生が、それぞれに”生き馬の目を抜く”アメリカのウォール街で、独自の《投資理論》で実践を試みたもの。一種のシミュレーション小説ではあるが、当時は《金融工学》全盛であり、それらは”無敵”だと純粋に信じられていた…

『リスクテイカー』画像

♪fitted BGM〔Akira Senju〕:「風林火山 - メイン・テーマ 」 performed by NHK交響楽団 from 『風林火山』, 2007
【↑ ※リンクをクリックすると、WMP:WindowsMediaPlayerが立ち上がり曲が聴けます※↑】
※久しぶりのオーソドックスな”大河ドラマ”となったこの年、またもや「武田信玄ブーム」が到来した。この小説の日本人主人公たちも、「川中島の戦い」などに臨む気分だったのだろうか!?もしかすると、まるで怖いもの知らずだったのかもしれないが…

2009年 4月 20日 - Posted by | Economy, Money | , , , ,

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