Dense2's Blog Weekly

~『週刊電説』【Just Another KissBlog】

『ドトールコーヒー 「勝つか死ぬか」の創業記』

※職場の近所に昨日6/1(月)、ドトールコーヒーの新店がオープンしました。だからって訳じゃないのですが、元々、ドトールコーヒーと共に育ってきたようなものなので、久しぶりに去年買った『ドトール本(!?)』を開いてみました。このコーヒーチェーン店が日本に根付き始めてから相当の年月が経ちますが、根本的には殆ど変わっていません。「不易流行」を体現するが如く、”オレンジ系”の人間に活力を与えるイメージを持ち続けていられるのはなぜなんだろうか!?【この本を読んでみて、社長が若い時、”色彩心理学”を知らずしらずのうちに学んでいたのだという…当時、まだ”科学的マーケティング”という言葉すらなかった時代に、自らの”五感”だけを頼りにココまで引っ張ってきた…というバイタリティに畏れすら覚えますね】そのヒントを与えてくれる”活力本”です。
~コーヒーはヨーロッパでは”医薬品”がわりだった時期もあり、また、この”ドトール”【doutor】という命名も、鳥羽氏がブラジルへ渡航した際、当時サンパウロに住んでいた時の街の通りの名前:「ドトール・ピント・フェライス通り」に由来しているそうな。【ドトール”医師”はブラジルの医療に貢献した…として、彼の功績を称え付けられたらしい】さもありなん!?

・鳥羽 博道:『ドトールコーヒー 「勝つか死ぬか」の創業記 』〔日経ビジネス人文庫;2008-09-01〕

~ドトールの鳥羽社長【現会長】は1937年(昭和12年)生まれ…多感な時期を”戦争”で過ごした人なのだが、暗さは微塵も感じられない。ある意味、2009年の世界も、”金融危機”という”戦禍”で国土をメチャクチャにされた点では同じ筈なのに、国民の危機意識のなさ、否、”打ち手”がなく”茫然自失”状態に置かれてしまっているという現実との差はどこから来るのか!?ハタと考えさせられてしまった。この本では、将来への”明るい展望”が示されているので救われる。日本は、約10年前に今回と同じ危機を先取りし、何とかやり過ごし切り抜けてきたのだ【その時に、散々”戦犯捜し”もした筈だ】から、そろそろ前を向いてもイイ時期ではないか!?そんな強い”メッセージ”を感じた。日本は、まだまだこのまま沈没するような国ではない。それに、逃げ出したくとも行く先はない。ならば、タイタニック号ではないが、この国と積極的に”運命”を共にするべきではないか!?そういう気にさせられてしまう…不思議な本でもある。その先には、今や”哲学者”の領域に足を踏み入れつつある鳥羽氏の好きなコトバ:「因果倶時」【現在の一分一秒が将来につながる】の境地に辿り着けるのではないだろうか!?要するに、「四の五の言わず、働け!」ということなんだろうと思う。

『ドトールコーヒー 「勝つか死ぬか」の創業記』画像

コーヒーメーカー画像

2009年 6月 2日 - Posted by | Business, Economy, History | , , , ,

2件のコメント »

  1. こんばんは。初めてコメントします。
    実は、私の今の職場の近くにもドトールが6/1にオープンしました。偶然ですね。私はまだ行ってないのですが、機会があれば行ってみたいと思います。
    ところで、
    私がコーヒーショップに行く時は、仕事で客先に行く際に最寄り駅で同僚や協力会社の担当者と事前打ち合わせをする時がほとんどです。地方都市に行くこともありますので、そんなときにドトールがあるとホッとしますね。安心して店に入れますので。

    コメント by nzw | 2009年 6月 6日 | 返信

    • 今晩ワン!>凹U^ェ^U…夜中に目覚めてしまいました!!

      初めて返信します。
      最近、夜中に一度起きて、WPをチェックする癖がついてしまいました。
      で、WP-Statsを見てビックリ!!
      折角の”サッカー”の記事はそれほどでもないのに、貴方がコメントをくれた「ドトールコーヒー」の記事
      の人気が凄いんで…やはり、休み前の”金曜日”の深夜というのはアクセスが急増するんですねェ!?
      マ、ありがたいこってす!

      これからも、どしどしコメントをお寄せ下さいまし!

      コメント by dense2 | 2009年 6月 6日 | 返信


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