ネタ本⑫:『マッドマネー』
今日は、亡き父の三回目の命日である。
そして、今日紹介する本も、スーザン・ストレンジ女史の遺作となった書物である。【副題の「カジノ資本主義の現段階」という言葉が暗示的だ…まさに、この十年後、氏の予感は”的中”したのだから】
私の父も、氏も、その死後、世界(経済)がメチャクチャになったことを知らない。
それだけが、”救い”なのかもしれない…改めて、合掌!
・スーザン・ストレンジ(櫻井公人・櫻井純理・高嶋正晴訳):『マッド・マネー』〔岩波書店;1999〕
~まさに、1998年の”ロシア・アジア通貨危機”から2000年以降の”ITバブル崩壊”までを予見していたわけである…
♪fitted BGM〔tribute to Jaco Pass〕:Three Views of A Secret performed by “tribute to Jaco Pass”, 1997
【↑ ※リンクをクリックすると、WMP:WindowsMediaPlayerが立ち上がり曲が聴けます※↑】
~悲運のミュージシャン:ジャコ・パストリアスに捧げたトリビュート曲!!
ネタ本⑩:『エンデの警鐘 -地域通貨の希望と銀行の将来』
再び、エンデ・シリーズで…
この間のYouTubeの動画に触発されたので、少し調べてみたら”続編”に当たる出版物がありました。
・坂本龍一+河邑厚徳:『エンデの警鐘 - 地域通貨の希望と銀行の未来』〔NHK出版;2002〕
~あの坂本”教授”が”グループ現代”プロデューサーの河野氏と対談しておられる。
【出版は2002年だから、あの”911″よりは後ですね…でも、アレ以来、アメリカは”テロ”という目に見えない敵との泥沼の闘争へと踏み出していったわけです。そして、経済的には、”グローバル金融資本主義”を標榜し、マネーの際限ない”自己増殖”の時代へと踏み出していった頃でもありました…】
↓そのまとめサイトみたいなものが下の”スライドショー”で観られます↓