Dense2's Blog Weekly

~『週刊電説』【Just Another KissBlog】

ネタ本⑭:『東大で教えたマネー学』

これは、前掲の『アメリカの高校生が読んでいる 経済の教科書』へのアテ付けか!?はたまたカウンター本か!?いずれにせよ、”リーマンショック”の直後の出版だから、”対抗本”であることは間違いないだろう。

・草間 俊介 & 畑村洋太郎:『東大で教えたマネー学』〔文春文庫;2008-10-10〕

~単行本は、同じ文藝春秋から2005年10月に出版されているのだが、「これはイカン!」ということで慌てて”文庫化”したものと思われる。(笑)著者は、東大”工学部”で実際に講義をしておられる草間俊介氏であり、そこに解説者として、安全学の権威にして”失敗学”会長である畑村洋太郎氏が加わっている…という完璧な布陣である。ただ、遅きに失したか!?ということが残念でならない。日本でも、もっと早くに【遅くとも高校生くらいには】こうした”金融リテラシー”教育をやっておけば…とは思う。ただ、現下の経済情勢自体が”活きた”教材でもあるのだから、今から勉強し直すのも悪くはない。

『東大で教えたマネー学』画像

♪fitted BGM〔Eric Clapton Band〕:Over the Rainbow performed by Eric Clapton Band from “Live on Tour, 2001”, USA, 2001
【↑ ※リンクをクリックすると、WMP:WindowsMediaPlayerが立ち上がり曲が聴けます※↑】
※愛娘を交通事故で失ったりして、ドラッグ&ドランク漬けだったクラプトンも、こうして見事に立ち直った…彼が、ツアーのラストに必ず歌う曲である。【亡き父も、この曲は大好きだったらしい】

2009年 4月 17日 Posted by | Business, Economy, FP, History, LP, Money | , , , , | コメントを残す

ネタ本⑬:『アメリカの高校生が読んでいる 経済の教科書』

これは、あの”リーマンショック”の約半年前に出版されたものである。
タイミングを考えれば、”皮肉”としか言いようがない…

・山岡 道男 & 浅野 忠克:『アメリカの高校生が読んでいる 経済の教科書』〔2008-04-01;アスペクト〕

~アメリカでは、第二次世界大戦後間もない1949年にNCEE(アメリカ経済教育協議会)という組織が設立され、その頃から、世界戦略として”金融教育”【後に、「金融工学」に】を国家的事業の柱として位置付けていたことがうかがえる…桑原くわばらクワバラ。

『アメリカの高校生が読んでいる 経済の教科書』画像

※尚、同じ共著者によるシリーズものとしては -

・山岡 道男 & 浅野 忠克:『アメリカの高校生が読んでいる 金融の教科書』〔2008-04-01;アスペクト〕

『アメリカの高校生が読んでいる 金融の教科書』画像

・山岡 道男 & 浅野 忠克:『アメリカの高校生が読んでいる 資産運用の教科書』〔2008-04-01;アスペクト〕

『アメリカの高校生が読んでいる 資産運用の教科書』画像

・山岡 道男 & 浅野 忠克:『アメリカの高校生が読んでいる 起業の教科書』〔2008-04-01;アスペクト〕

『アメリカの高校生が読んでいる 起業の教科書』画像

♪fitted BGM〔Poogie Bell Band〕:Creepin’ performed by Poogie Bell Band from “Get on the Kit”, 2006
【↑ ※リンクをクリックすると、WMP:WindowsMediaPlayerが立ち上がり曲が聴けます※↑】
※稀代のベーシスト:マーカス・ミラーとドラマー:プージー・ベルのコラボ曲だけど、原作はマーカスのものであり曲名は「忍び寄る(影)…」という暗示的なもの。およそ三年後に”リーマンショック”が起きたことを考えれば、この二人は”クリーピン”の予兆をヒタヒタと感じていたのかもしれない…【気のせいか!?プージーのドラミングがどこか”投げやり”でもある】』

2009年 4月 16日 Posted by | Business, Economy, Money | , , , , | コメントを残す