Dense2's Blog Weekly

~『週刊電説』【Just Another KissBlog】

ネタ本⑪:『カジノ資本主義』

これは、2007年に岩波現代文庫より復刻版として出版されたもの。
因みに、スーザン・ストレンジ女史の原作は1986年の出版であり、最初の邦訳は1988年である。その頃の日本はまさに”バブルの絶頂期”。その時に、1970年代から1980年代にかけての国際金融社会への冷徹な分析からこの本は生まれた。透徹した”歴史的先見の明”と言わざるを得ない。【後に、”マッドマネー”というショッキングな本を出した後、氏はその1998年の秋に亡くなっている】

・スーザン・ストレンジ(小林襄治訳):『カジノ資本主義』〔岩波現代文庫;学術172;2007〕
~”名著”と言うしかありません!

『カジノ資本主義』画像

♪fitted BGM〔Boney James〕:Kyoto performed by Boney James from “TRUST”, 1993
【↑ ※リンクをクリックすると、WMP:WindowsMediaPlayerが立ち上がり曲が聴けます※↑】
~スーザン女史も愛した京都をモチーフにした、ボニー・ジェイムズの名曲:KYOTO!!

2009年 4月 14日 Posted by | Economy, History, Money | , , , , | コメントを残す

ネタ本⑩:『エンデの警鐘 -地域通貨の希望と銀行の将来』

再び、エンデ・シリーズで…

この間のYouTubeの動画に触発されたので、少し調べてみたら”続編”に当たる出版物がありました。

・坂本龍一+河邑厚徳:『エンデの警鐘 - 地域通貨の希望と銀行の未来』〔NHK出版;2002〕

~あの坂本”教授”が”グループ現代”プロデューサーの河野氏と対談しておられる。

【出版は2002年だから、あの”911″よりは後ですね…でも、アレ以来、アメリカは”テロ”という目に見えない敵との泥沼の闘争へと踏み出していったわけです。そして、経済的には、”グローバル金融資本主義”を標榜し、マネーの際限ない”自己増殖”の時代へと踏み出していった頃でもありました…】

エンデの警鐘

↓そのまとめサイトみたいなものが下の”スライドショー”で観られます↓

Powered by Hot.Docs『エンデの警鐘』まとめサイト【講義ノート!?】

2009年 4月 13日 Posted by | Economy, History, Money | , , , , | コメントを残す

ネタ本⑤:『日本経済 タブーの教科書』

これは、去年の”リーマンショック”直後に出版された。
当時、まだ日本では「対岸の火事」程度にしか感じられていなかったが、その実、水面下では”破綻”へ向けてヒタヒタと”不確実性”や”リスク”のマグマは蓄積されていった。そして、年末…

・別冊宝島編集部 編:『日本経済 タブーの教科書』〔宝島SUGOI文庫;2008〕

~若干「ワイドショー」的な捉え方ではあるものの、金融ジャーナリストの須田慎一郎氏【通称:ブルドック】などが参加しているので、話の”信憑性”は高いと判断。しかしながら、「ファンド資本主義」「オリックス資本主義」「カジノ資本主義」「下流食い経済」…など、センセーショナルなネーミングの巧みさには唸らされざるを得ない。現代の世の中でも有象無象の”妖怪”が蠢いているんだなァ!?と…

『日本経済 タブーの教科書』

2009年 4月 8日 Posted by | Economy, Money | , , , , | コメントを残す