Dense2's Blog Weekly

~『週刊電説』【Just Another KissBlog】

『江戸時代の設計者 異能の武将・藤堂高虎』

※二週間ぶりに、通常の”BLog“【BookLog】に戻ります。
~このところ、WP:WordPressづくしだったので、辟易していた人もおられるでしょうね…私も、「ブログ統計」を見て驚きました。WPシリーズもそれなりに好評だったようですが、その間も、ある三つの”キーワード“がよく検索されていたようです。

= 検索キーワード:ベスト3 =

①第1位!!!:「47都道府県の関ヶ原」 ← どうやら、このコトバが検索されない日はなかったみたいです【なぜか!?Googleで検索しても、このブログが上位に来てます】
~この本の著者の「八幡和郎」というコトバもタイトルに引き摺られてなかなか多かったです

②第2位!!:「100年デフレ」 ← これは、世相を反映してのものでしょうか!?
~この本の著者の「水野和夫」というコトバもかなり多かったですが、それより、Googleで検索すると”書店”系のブログでたくさん紹介されていました

③第3位!:「クラウド・コンピューティング」 ← 意外にも、”IT”系のコトバが上位に来てました
~このコトバ自体が、まさに”バズワード”であることの証明なのかもしれませんが、いずれにせよ、ネーミングの妙ってあるもんだなァ…と、感心させられる言葉ではありました。【私も便乗して、「クラウドブログ」なんてコトバさえ書いちゃいましたけど】

~以下、第4位:「ネット生保」、第5位:「コンゲーム」…と続きます。

※私としては本当に”意外”でした…ただ、よく考えてみると、第1位も第2位も”歴史のサイクル“に重点を置いているところは同じで、あまつさえ、《歴史的大転換の400年周期説》【40年×10サイクル=400年】という説もあるくらいですから、なかなかイイ所を突いているということなのかもしれません。…ということで、今日は再び”歴史物”です。

・藤田 達生:『江戸時代の設計者 - 異能の武将・藤堂高虎』〔講談社現代新書#1830;2006-03-20〕

~この本では、いろいろと”異論”の多い江戸時代の《幕藩体制》について、元は豊臣秀長【豊臣秀吉の異父弟】に仕えた”西国大名”【俗に言う、”西軍”】の出でありながら、「関ヶ原の戦い」⇒「大坂の陣」という戦乱期を東西両軍の”仲介役”のような立場で切り抜け、江戸時代の基礎を築いた”橋渡し役”を演じた藤堂高虎という一武将を通じて、切り取って見せている。最近、”復古ブーム”が静かに続いているようですが、センチメンタルにとらわれることなく、豊臣時代の”超・中央集権政権“から徳川時代の”地方自治政権“への舵を切るキッカケを与えた張本人と位置づけ、現代につながる《藩(くに)》概念の創始者(導入者)である…としています。

『江戸時代の設計者 異能の武将・藤堂高虎』画像

2009年 6月 1日 - Posted by | History | , , , ,

1件のコメント »

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